キカイノオモイ
そのエラーが生じたのはいつからだろう。
始めは責任だった。使命だった。義務だった。
多分、どんな奇麗事を並べても、どんな大義名分を振りかざそうとも、それが最初だったと記録している。
当然だ。やっとことはとても汚くて、結局のところは自分の不始末だ。
でも、それは何もおかしいことは無いはずだった。元々この機体はそのために造られたモノで、この兵装はそのために与えられたものなのだ。私はその持ちうる性能を以って、敵を殲滅する。その造られた使命に従うことこそが、それだけが私の製造目的。
そのことに疑いを持つことも無く、必要性も無く、ただ全うするのみ。
とても安易で単純で当たり前のことだった。
それが当たり前で無くなくなったのはいつからだろう?
2月13日。
あの誰の記憶にも残らない戦いからもうすぐで半月が経とうとしている。
少し前まで街に溢れていたシャドウに精神を喰われて無気力になった影人間と呼ばれる人々は元通りに戻り、その症状は謎の奇病として処理され、現在でも医学者たちの頭を悩ませているそうだ。どれだけ悩もうとも真実に辿り着けるとは思えないし、例え辿り着けたとしても今後活かす機会も無いだろうけど。
決して逃れられない滅び。人間に死を与えるモノ『ニュクス』が消え、それに伴い一日と一日の狭間に在った時間『影時間』もその世界の住人『シャドウ』も消え去った。
誰も知らないところで始まり、誰も知らないところで続いた戦いは、こうして何の記録にも誰の記憶にも残らず終わりを迎えた。それは、戦った本人たちですら憶えていない、無かった事と同義の戦い。
現にあの日を境に全ては元通りになった。
変化はあっても変質は無い、充実の無い充足した退屈で鬱屈の日常。それがあの戦いの後に訪れた物だった。
それは決して悪い事ではない。むしろ私たちはずっとそれを求めて戦い続けてきたのですから。
当たり前を、当たり前のように過ごせると言う当たり前の幸せに満ちた、当たり前の日常。
だけど、私はその当たり前から脱落した。
いや、違いますね。元々私は当たり前の上に存在していなかった。
対シャドウ用戦闘車両。
当たり前を破壊するモノを破壊するために造られた、当たり前でない兵器。
そんな私だからこそ、あの当たり前でなかった戦いと日常の日々を未だに記録に残しているのかもしれません。
あの日。シャドウとの最後の戦いが終えた日に、自分が製造された理由を失ったはずの私は、それでも稼動し続けている。利用価値を失った兵器は廃棄されるのがセオリーだと言うのに、どうしたって溶け込めるはずの無い、この日常の日々の中を動き続けている。
以前の私なら、そのことに疑問を感じただろうか?
それともそのことにすら疑問を感じなかったのだろうか?
「意味の無い思考ですね。 今の私がその答えを解っているならばそれで良いではないですか」
全ては私の中に生まれた、あのエラーだ。
それが役割を終えた私をこうして生かしている。
殲滅を使命された筈の私が抱いた、『守りたい』という気持ち。
それはこの機体に備え付けられた兵装に宿った不確定要素。
あの当たり前ではない日常と戦いの中、仲間との絆から私は与えられた作り物の心ではない、私自身が創った心が芽生えた。
もう、そのときから兵器としての私は壊れてしまったのだろう。与えられた目的を違え、組み込まれたプログラムに疑問を覚え、戦う意味を考える。兵器としてはこれ以上無い欠陥品。道具として無価値な不良品。役割をまっとう出来ない不完全品。
だけど、『彼』はそれで良いのだと言った。
目的を自分で見定めるのは当然だと、疑問を抱くと言うのは健全なのだと、戦い意味を考えることは無意味ではないと。目を閉じ耳を塞ぎ与えられた目的に盲目的に従うべきじゃない。自分の目で見て、自分の耳で聞き、自分自身で感じたことから導き出していくべきなのだ、と。
『彼』は私にそう言って、優しく――自嘲的にも見える哀しい笑みを浮かべていた。
「結局、あの笑みの意味を聞くことは出来ませんでしたね」
それも仕方ないだろう。あの時は聞けるような状況でもなかった。それでも最後の戦いに挑む前くらいには聞いておくべきだったかもしれない。今となってはもう訊ねることは出来ないのだから。
彼もまた例外でなく、あの戦いの記憶を失っている。もちろん、私のことも憶えてはいないでしょう。
「――ッ」
まただ。
そのことを想うと、いつも私の中に強烈な痛みを伴うエラーが発生する。それが何であるか、今の私にはそれこそ痛いほどに解っているが、だからと言ってどうしようもない。このエラーを処理するには私自身の記憶を弄らなければならない。
そんなのはごめんだ。
それに……それは何も悪いことだけではないですし。
これで『彼』が背負わされた宿命から完全に『彼』は解放された事になる。
私が、背負わせてしまったあまりにも重い宿命。
それが『彼』の人生を、心をどれだけ狂わせたのかと思うだけで、先に勝る全回路がショートしそうなほどの痛みが襲う。
だが、これもまた、決して忘れて良いものではない。
だから、喜ぶべきなのだろう。
彼が全てを忘れ、安穏とした日常を過ごせる事を。彼があるべき世界を過ごせている事を。
「何度もそう結論付けていると言うのに……。 未練がましいですね」
この議題はこれでお仕舞いだと、頭を振る。自分の事ながらなんとも人間臭い仕草だと、思わず苦笑してしまう。
思考の海から浮かび上がった私の意識に映りこむ光景は、安穏の日常。ここ、ポロニアンモールは学校の近くと言うこともあり、放課後に立ち寄る学生で賑わっている。もちろん、学生だけではなく主婦を初めとした近所の住人の姿も多い。その誰もが、この日常を当たり前のものと思い、終わりなど無く永遠に続くと思っているのでしょう。
友人とゲームセンターやカラオケに行く学生。恋人同士と思われる男女二人組みの学生が喫茶店に入っていく。主婦たちは家族の愚痴や他愛無い話題で盛り上がっている。血走った目で食品店を凝視している小太りの学生も居る。
だが、やはり一番目に付くのは、あちこちの店で出ている明日に控えたイベントに関する告知。
「バレンタイン……ですか」
データに寄れば日ごろの感謝を込めて、親しい者に贈り物をする日なのだそうだ。しかしこの国――、特に学生の中では女性が好意を寄せる相手にチョコレートを贈る日という認識が一般的と言ってしまって良いほど強いらしい。
もちろん、中には例外もあり、チョコレート製作会社の陰謀だと言う者も居れば、経済の利潤を作る活性剤として生み出されたエクセレントなアイディアだと言う人も居る。もっともごく少数の意見であり、そうでなくともあまり参考するべき意見ではないのだろうと判断しましたが。
まあ、なんにせよ――。
「あまり私には縁の無い、イベントですね」
どうも最近、独り言が多い気がします。今まで賑やかな中で過ごしてきた反動でしょうか。
だとすれば、誰にも聞きとがめられない独り言くらい、許容しても良いですよね。
だが――、
「そんな顔で言っても説得力がねぇな、嬢ちゃん」
「!?」
帰ってくるとは思わなかった言葉に、身体が強張る。
……危うく戦闘モードに切り替わるところでした。
その声を掛けてきた、恰幅の良い剃髪の老体は私を見てニヤニヤと笑っている。あまり良い印象を与えるような笑い方ではないはずですが、親しみのようなモノを感じます。
「浮かれてんのやへこんでんの、無関心のやら色々居るが、お前さんみたいな思いつめてる奴は他にいねぇぞ」
「…………あなたは誰ですか?」
「俺が誰だかなんてのはどうでも良いことだろう」
良くない。こちらは恥ずかしい事に独り言を聞かれた上に、いらぬお節介な言葉まで言われたのだ。
自然と私の中に攻撃的な気持ちが浮かび上がってくる。それを隠さずに相手を睨み付けるが、まるで気にした風も無く、変わらずに人の顔を診てニヤニヤと笑っている。そんなに迫力が無いのかと、一応は兵器として作られたと言うのに。
「嬢ちゃん」
呼びかけるその言葉は、今では酷く馴れ馴れしく聞こえてしまいます。
「嬢ちゃんにはチョコを渡したい相手でも居るのかい」
「あなたには関係の無いことです」
「ああ、そうだな」
意外な事にあっさりと頷かれました。このまま立ち去ってくれれば助かるのですが、この人のニヤニヤとした笑いが引っ込んでいないところを見ると、やはりそう上手い具合には事は運ばないようです。
「確かに関係は無いが……、興味はある」
「確かそういう人間は馬に蹴られると言う言葉があったと記憶しています」
「別に邪魔するつもりはねぇさ。 むしろ応援してやろうっていう腹さ」
それこそ大きなお世話だ。
なんだか段々最初の一手で攻撃しておくべきだったんじゃないかと後悔してきました。
「後悔はずっと引き摺るぜ」
「え?」
攻撃のこと……では無いだろう。
「遠慮なんていうのはな、ある程度距離が縮まってからするもんだ。 距離が開いてるときにそんなことしてちゃ、余計に開いていくだけだぜ。 だからよ、距離が開いているうちはもっと我を通すもんだ。 縮まってからそれをやっちゃあ、反発して溝が出来ちまうからな。 要するにバランスが大事って訳だ。 解るか?」
「ええ、まあ」
なんとなくは。
「もっとも、オレはそのバランスを失敗しちまったんだけどよ」
なんともコメントし難いことを、豪快に笑い飛ばしながら語られても困ってしまいます。
でも、言わんとしている事は解ったような気がします。
「そうですね、私は私のこの想いと絆を大切にしたいです。 だから後悔したくありません」
この想いは、そう簡単に諦める出来るものではありません。
「ありがとうございます。 あなたのお節介で吹っ切れました」
「そうかい、そいつは良かった。 オレみたいな破戒僧の言葉でも人の悩みを解消できるもんだな」
「お坊さん、なのですか?」
確かに坊主頭ですが、口の悪さやその性格の悪そうな笑みと言い、自分の中にある固定概念と大分違う。
ああ――、だから破戒僧か。
戒律に背いた坊主と、命令を捨てた兵器。
やや強引な共通項ですが、取り合わせとしては悪くはありません。
何はともあれ、目的が決まったのなら、後は行動あるのみです。
2月14日。
既にある絆がより深まったり、新しい絆が出来たり、あるいはそれらを期待したりと、何かとせわしないこの日。いつものように雑踏や雑談に意識を傾けながらもイヤホンから流れてくる音楽を楽しんで、その男子学生は校門から昇降口まで続く並木道を、チャイムが鳴るまでの時間的にも余裕があるのでのんびりと歩いている。
この学校に転向してきて通うようになってからもう少しで一年。逆に言えばまだ一年しか通っていない学び舎。
それでも今まで転々と渡り歩いてきた学校とは違う、馴染むことが出来た場所。今までここよりも長く居た学校にでさえ――いや、学校に限らずあらゆる場所に馴染みを感じることなど出来ず、自分の居場所など見つけることが出来なかった自分が、11年前以降初めて見つけた居場所。
何故、この学校にそこまで馴染めたのかは本人にも良くわからない。
だが、今までは目に見えて違うことはある。それは――。
「おーい、ちょっと待てよ」
イヤホンから流れる音楽を割って、その親しげな声は少年の耳に入った。
親しげなのは当たり前だろう。その声の持ち主は、11年前の事件から初めて出来た、『友達』なのだから。
「よ、珍しいじゃねぇか。 オマエがこんなギリギリの時間に登校してるなんて」
そんなノリの軽い、学生服に野球帽と言うちょっとお目に掛からないファッションの友人、伊織順平が近づいてくるまでに音楽を止めイヤホンをはずす。さすがに、人間関係の構築が苦手とは言え、友人と話すときにまでかけ続けるほどに非常識ではない。
「最近、ちょっと身体がダルイんだよ」
「へぇ? なに、遅い正月ボケ?」
「遅すぎるだろ」
一ヶ月も過ぎて正月ボケも無いだろう。
相変わらずの素っ頓狂な言葉に苦笑を浮かべる。
あれ? そう言えば、この正月はどう過ごしたんだっけ?
最近、時々だがこういった記憶の欠如が見られる。痴呆症とは思いたくは無い。
「うん。 まだボケてない」
「は?」
少年の呟きに、順平はクエッションマークを浮かべている。
だが、幸いにしてその言葉の真意を追求されることは、第三の人物の登場により未然に防がれた。
「二人とも、そんなところで喋ってると遅刻するよ」
「おー、ゆかりっちじゃん」
「珍しいな、こんな時間に」
普段、こんな時間にこんな所で出会うことの無いはずの女友達に意外そうな顔を向ける。
寝坊したのか、セットしきれていない髪の事を指摘するべきかどうか悩む。
「んー、なんか最近夢見が良くないんだよね」
「真夜中の街を歩いてる夢とか?」
「……なんで、分かったの?」
「いや、オレもそんな夢を見るんだよ」
「げっ、順平とおんなじ夢って……マジ最悪」
「どういう意味だよ!?」
岳羽ゆかりは伊織順平に手厳しかった。
それは本気で嫌っているのではなく、彼女なりの親愛の証だ……と思う。多分。
しかし、その夢の内容は引っかかる。
何故ならば、イヤホンの少年も同じような夢を見たような気がするからだ。
それがただの偶然なのか。それとも夢とは人が過去の記憶を整理する際に見るものだというのならば、この三人が『夜の街を歩く』と言う、過去を共有していると言うのだろうか。
いや、そもそもこんな真剣に考える必要なんて無いだろう。
たとえ不可思議な点はあっても所詮は夢だ。真剣に悩むほうがどうかしている。
「ま、夢の話はどうでも良いや」
そうだ。順平の言うとおりどうでも言い話だ。
「そんなことよりもさぁ、ゆかりっち」
「何よ? 気持ち悪い笑いかたして」
その辛辣な言葉に、しかし今度は順平は怯む事無く、ゆかりの言う所の気持ちの悪い笑みを浮かべ続ける。
「なーんか、オレたちに渡すもんとかあるんじゃないのかな? こう、黒くてあまーいモノとかさ」
「はあ? ……ああ、チョコね」
「そうそう」
楽しそうに頷く伊織。
「あるわけないじゃん」
「なんでだよっ」
反転、とてもショックを受けた顔になった。
「なんで、あたしがあんた達にチョコを上げなきゃいけないの?」
「いや、そんな心底不思議そうに聞かれるとマジへこむんですけど」
今回ばかりは、イヤホンの少年も順平の気持ちが痛いほど良く分かる。
期待していたわけではないが、それでもその言い方は結構傷つくものがある。
「ほら、もう時間無いんだから早く行くよ」
まだショックから立ち直れて居ないものも、遅刻をしたいとは思わないのだろう、順平はトボトボと歩き始める。イヤホンの少年もまた、苦笑を浮かべてその後に続く。幸い直撃ではなかったのでダメージは順平ほどではない。
昇降口に辿り着いた頃には、時間が時間なので既に人の姿がまばらだ。もう、ほとんどの生徒が教室で友達と喋っているなり、慌てて今日の課題と戦っている頃だろう。
「あー、この下駄箱を開けたら中にチョコが……って事になんないかな」
「しつこいなー。 そんなに食べたければそこの売店で買えば良いじゃん」
「女の子に貰わなきゃ意味無いんだよ! つうか、そんな惨めな真似できるか!?」
多分、それは告白するよりも勇気がいることなんじゃないかと思う。
そんなこと言ったら全国の恋して告白できずに居る人間全てを敵に回しそうだけど。
「ゆかりっち、最近本当にキツイよなぁ。 もしかして本気で嫌われてるんじゃ……お? おお!?」
「何よ、いきなり変な声出さないでよね……って、あれ? これって」
「見ろよ、本当に入ってたぞ!」
「何であたしのところにも入ってんの」
二人が下駄箱に取り出したビニール袋には確かに、おなじみの黒い固体が入っていた。ご丁寧にそれぞれ『順平さんへ』、『ゆかりさん』へと書かれているので間違いということも無さそうだ。
そして、それはその二つだけではなく、イヤホンの少年の名前が書かれたものも存在した。
「へ? 三人とも貰ってるのかよ」
「これ、みんな同じ字に見えるけど」
「差出人の名前は書いてないな」
イタズラ……にしては手が込んでるし。
このチョコ手作りっぽい。
「どうするの?」
「どうするったって」
「貰っておこう」
イヤホンの少年は躊躇い無く、そのチョコを自分の鞄の中に収めてしまう。
「ちょ、マジ? なんかヤバイもんが入ってたらどうするの?」
「そんときはそんとき。 もし違ってたら捨てる訳に行かないだろ」
「それもそうだな。 んじゃ、オレも貰っておこう」
順平も嬉々として鞄の中に仕舞い込む。
どうやらヘコまされた気分は既に回復したようだ。
ゆかりはしばらく思い悩むようにそのチョコを睨んでいたが、
「はあ、しょうがないなぁ。 捨てたら捨てたで気になりそうだし」
結局鞄の中に入れる。
イヤホンの少年が言うように、そうでない可能性も考えると後味が悪くなりそうだ。
と、そこで、思い悩む思考を強制的に停止させる音が、校舎の中に響き渡る。
「げっ、チャイムなっちゃったじゃん」
「ヤッベ、急ぐぞ」
「あ、おい」
まだ履き替えていないイヤホンの少年を置き去りにして、二人とも走り去ってしまった。
薄情な、とはいえない。逆の立場なら確実に自分もそうしただろうから。遅刻を大目に見てくれるほど担任の教師は甘くは無いのだ。
昇降口から見える、職員室へと繋がる廊下からはまだその姿を見受けられないから、まだ大丈夫だろうがのんびりもしていられない。早く靴を履き替えて教室に向かわなければなるまい。
気が付けば、昇降口に残っているのはイヤホンの少年一人と、あともう一人。
「おはようございます」
「ん? おはよう」
イヤホンの少年の後ろを、そう言って金髪の女子生徒が通り抜けていく。
確か、あれは伊織とゆかりと同じく寮に住んでいるクラスメイトで、
「アイギス……だったけ」
しかし、その質問はもう随分と遠くなった後姿には届かない。
歩くスピードが尋常じゃなく速い。
しばらく、その後姿をボーっと見ていたが、時間が無いことを思い出して慌てて自分も教室へと向かう。
何故、彼女の存在がそこまで気になったのかは分からないが、強いて言えば良く寮ではもちろん、街の中でも見かけることがあったからかもしれない。話したことは無い――無いはずだが、不思議と親近感を覚える。今度、近いうちに話しかけてみるのも良いかも知れない。
でも、今はとにかく教室に急がないと。
なお、この差出人不明のチョコレートはこの三人を含めて、高等部に6個、初等部に1個、配られていた。
その誰もが差出人に心当たりは無かったが、不思議と全員ともその怪しいチョコを捨てる事無く、頂いていた。
その中に、一人だけハート型のチョコレートが含まれている者が居たが、それが差出人のどんな思いが込められていたか、また誰が受け取ったのかは……また別の話ということで。
寝言
今更のバレンタインSSです。
P3フェスにはもしかしたらバレンタインイベントも収録されてたりするのでしょうか。
なんだかんだで期待してます。
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